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PubMedID 20144757 Journal Cell, 2010 Feb 5;140(3);313-26,
Title Methods in mammalian autophagy research.
Author Mizushima N, Yoshimori T, Levine B
東京医科歯科大学  細胞生理    水島昇     2010/04/03

Autophagy Methods
 また総説の紹介ですみません。いろいろと議論の多いオートファジーのモニター方法と阻害・活性化方法についての総説を書きました。しかしながら、ゴールデンスタンダードの方法というのはやはりありません。全体の概念と各方法の利点・欠点を解説してありますので、結論としてはそれぞれの実験にあった方法をできれば複数組み合わせて用いていただくしかないように思います。
 今回は依頼総説であったにもかかわらず、投稿後のレフェリーからのコメントは膨大でした。私がこれまで経験した中ではもっとも大量のコメントを頂いたような気がします。やはり方法論にはみなさまこだわりがあるようです。なかには、「何がベストかをきちんと書いて、それに対してリスクを負うべきだ」という過激なコメントもありました。ベストが無い以上、単にリスクだけ負ってはたまらないです。若干及び腰になっているかも知れませんが、それなりに役に立つものができたのではないかと思うのですが・・ 問題を発見された方は是非ご連絡ください。
   
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