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PubMedID 22682742 Journal Structure, 2012 Jun 6; [Epub ahead of print]
Title Structural Insights into Atg10-Mediated Formation of the Autophagy-Essential Atg12-Atg5 Conjugate.
Author Yamaguchi M, Noda NN, ..., Ohsumi Y, Inagaki F
北海道大学大学院 先端生命科学研究院 構造生物学研究室  稲垣冬彦研    山口雅也     2012/06/26

Atg10&Atg5の構造機能解析
最近受理された私たちの論文を簡単に紹介させていただきます。

オートファジーAtg12系のE2様タンパク質Atg10とAtg12系の基質タンパク質Atg5の構造決定と機能解析を行いました。
1) 好熱性酵母Atg10ホモログを用いたAtg10溶液構造の決定
2) NMR法によるAtg10-Atg5相互作用のアミノ酸レベルでの相互作用解析
3) Arabidopsis thaliana(At)Atg12bホモログを用いたAtg12系in vitro再構成系の構築
4) 同評価系を用いたAtg10によるAtg12-Atg5結合体形成反応のkinetic analyses及びpull-down結合実験
5) Atg5単体結晶構造の決定
6) Cross-linkingによるAtg10-Atg5相互作用の検証

以上の実験により、Atg10はclassical E2(Ex:Ubc9)とは構造的に異なる領域(B5, B6)を持っており、その領域を使ってAtg5を認識していること、さらに結合実験からAtg5の認識にはAtg12も協同的に参加していることを明らかにしました。kinetic analysesからどのアミノ酸が触媒もしくは相互作用に重要であるかを精細に明らかにできたと思います。また、これまではAtg12系のin vitro評価系がないのがネックでしたが、AtAtg12bの使用によりそれが可能になったと考えています。
   
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Copyright 特定領域研究「タンパク質分解による細胞・個体機能の制御」事務局