PubMedID 23884233
タイトル Temporal analysis of recruitment of mammalian ATG proteins to the autophagosome formation site.
ジャーナル Autophagy, 2013 Jul 10;9(10); [Epub ahead of print]
著者 Koyama-Honda I, Itakura E, Fujiwara TK, Mizushima N
  • 哺乳類ATGタンパク質群のオートファゴソーム形成部位局在化の時間的関係
  • Posted by 東京大学医学系研究科分子生物学 本田郁子
  • 投稿日 2013/09/06

最近受理された私たちの論文を紹介させていただきます。

本研究では、ATG分子群がオートファゴソーム形成部位へリクルートされる時間的相互関係をライブセルイメージングで解析しました。
その結果、
? 膜タンパク質VMP1のドット上に、ULK1ドットが新規に形成される
? 遺伝学的階層ではULK1より下層にあるATG5が、ULK1とほぼ同調して蓄積するATG5に続いて、PI3キナーゼ複合体ATG14とPI3P結合タンパク質WIPI1、ZFYVE1(DFCP1)が蓄積し、その後、LC3とSQSTM1(p62)がほぼ同調して蓄積することが分かりました。
この論文における新発見のポイントは、(1)ATGタンパク質群のオートファゴソーム形成部位への局在化時間関係は必ずしも遺伝学的階層関係とは一致しないこと、(2)オートファゴソーム形成部位がVMP1陽性小胞体ドメインに近接している可能性が示されたことです。

2010年から水島研にお世話になり、初めての論文が出版され感無量です。前の生物物理系研究室で細胞膜分子の蛍光1分子追跡をしていたとき使っていた追跡ソフトで、オートファゴソームドット追跡&蛍光強度測定を行いました。粒(つぶ)追い人としてのキャリアはまだまだ続きそうです。