PubMedID | 35778550 |
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タイトル | In-resin CLEM of Epon-embedded cells using proximity labeling. |
ジャーナル | Scientific reports 2022 07;12(1):11130. |
著者 | Sanada T, Yamaguchi J, Furuta Y, Kakuta S, Tanida I, Uchiyama Y |
- 近接依存性標識法を用いたIn-resin CLEMの高感度化・長期安定化
- Posted by 順天堂大学大学院 医学研究科 谷田 以誠
- 投稿日 2022/11/21
我々はビオチンリガーゼminiTurboを用いた近接依存性標識法を エポン樹脂包埋試料の高精度光線-電子相関顕微鏡法(In-resin CLEM)に応用し、蛍光シグナル強度の大幅な向上および蛍光シグナルの長期安定化に成功しました。これまでのIn-resin CLEMでは蛍光タンパク質が主に用いられてきましたが、蛍光タンパク質では蛍光シグナルの弱さと不安定性が問題でした。
本研究では近接依存性標識法を用いることにより、蛍光タンパク質に比べて約14倍以上の蛍光強度が上昇しました。また、蛍光タンパク質では14日でほぼ蛍光が消失するのに対し、本法では試料作成後14日経過しても75%以上の蛍光が保持され、大幅な高感度化・蛍光安定化が図られました。これにより、組織へのIn-resin CLEMの応用がより容易になることが期待されます。
本研究成果のポイント
* 近接依存性標識法を高精度光線-電子相関顕微鏡法に応用
* 従来法に比べて、14倍以上の高感度化・大幅な長期安定化を実現
* 神経変性疾患などでみられる組織・細胞・オルガネラの超微形態解析への応用へ期待
この内容はプレスリリースされましたので、より詳しい概要はこちらをご参照ください。
https://www.juntendo.ac.jp/news/20220712-01.html
ご紹介が遅くなりましたが、ご興味を持っていただければと思い、投稿いたしました。