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オートファジーのダイナミクスと生理的意義の解析

写真:水島昇

東京医科歯科大学
大学院医歯学総合研究科
細胞生理学分野 教授
水島 昇

オートファジーはリソソームを分解の場とする細胞質成分の大規模分解系です。これまでのマウスを用いた生理学的解析から、オートファジーは飢餓時のアミノ酸プールの維持、細胞内浄化、細胞内微生物除去などに重要であることがわかっています。本領域前半の研究から、オートファジーは着床前の初期胚発生や胸腺での自己抗原提示にも重要であることがわかりました。また、オートファジーに必須な分子群の解析から、オートファジーには特異的基質が存在することや、これまで未知であった哺乳類特異的オートファジー因子も明らかにすることができました。そこで、後半の研究期間においても、条件付きオートファジー欠損マウスやモザイクマウスなどを利用することでオートファジーの代謝生理学的意義および病態生理学的重要性を明らかにするとともに、細胞外因子や細胞内栄養シグナルからAtg1/ULK複合体に焦点をおいたオートファジーの活性制御機構の解明を目指します。

 

 

本研究課題に関連する代表的論文3報

  1. Tsukamoto, S., Kuma, A., Murakami, M., Kishi, C., Yamamoto, A., Mizushima, N. Autophagy is essential for preimplantation development of mouse embryos. Science 321: 117-120 (2008)
  2. Hara, T., Nakamura, K., Matsui, M., Yamamoto, A., Nakahara, Y., Suzuki-Migishima, R. Yokoyama, M., Mishima, K., Saito, I., Okano, H., Mizushima, N.  Suppression of basal autophagy in neural cells causes neurodegenerative disease in mice. Nature 441: 885-889 (2006)
  3. Kuma, A., Hatano, M., Matsui, M., Yamamoto, A., Nakaya, H., Yoshimori, T., Ohsumi, Y., Tokuhisa, T., Mizushima, N.  The role of autophagy during the early neonatal starvation period. Nature 432: 1032-1036 (2004)

ひと言!

班員名簿の前書きはたぶん読まれないと思いますので、再度ここに書かせていただきます。是非とも「Proteolysis forum」に多数論文コメントを投稿ください。特に研究室の若い方々に促していただきたくお願いいたします。領域のHPからすぐにアクセスできます。

Web page

http://www.tmd.ac.jp/med/phy2/phy2-J.html

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