PubMedID | 40840445 |
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タイトル | Adenosine kinase and ADAL coordinate detoxification of modified adenosines to safeguard metabolism. |
ジャーナル | Cell 2025 Aug;. |
著者 | Ogawa A, Watanabe S, Ozerova I, Tsai AY, Kuchitsu Y, Chong HB, Kawakami T, Fuse J, Han W, Kudo R, Naito T, Sato K, Nakazawa T, Saheki Y, Hirayama A, Stadler PF, Arisawa M, Araki K, Bar-Peled L, Taguchi T, Sawa S, Inaba K, Wei FY |
- Adenosine kinase and ADAL coordinate detoxification of modified adenosines to safeguard metabolism
- Posted by 東北大学薬学部 小川 亜希子
- 投稿日 2025/08/22
化学修飾されたRNAが代謝されると修飾ヌクレオシドが生じますが、その機能や意義については十分に解明されていませんでした。本研究により、修飾ヌクレオシドのうち、m6A、m6,6A、i6Aの3種が毒性を持ち、ADKとADALの2種の酵素によって毒性のないIMPへと代謝されるという特異的な経路を発見しました。この経路が破綻すると修飾ヌクレオシドやその中間代謝物が蓄積して糖代謝や脂質代謝の異常が生じ、さらにはリソソームなどの細胞小器官の機能不全が起こることが毒性の原因であることを同定しました。本研究によって同定された酵素の一部はすでにヒト疾患が報告されており、今後、修飾ヌクレオシドが病態解明や治療開発に繋がる可能性があります。