PubMedID 24416124
タイトル Lysosomal interaction of akt with phafin2: a critical step in the induction of autophagy.
ジャーナル PLoS One, 2014;9(1);e79795,
著者 Matsuda-Lennikov M, Suizu F, Hirata N, Hashimoto M, Kimura K, Nagamine T, Fujioka Y, Ohba Y, Iwanaga T, Noguchi M
  • Posted by 北海道大学 遺伝子病制御研究所  野口 昌幸
  • 投稿日 2014/01/27

細胞死制御の要の分子であるセリンスレオニンキナーゼAKTはオートファジーの制御への関与が推測されてきたが、 その制御の詳細は不明な点が多かった。私たちはAKT新規結合因子としてリソゾーム蛋白Phafin2を同定した。オートファジー誘導にはPhafin2とリソゾーム膜状にある膜リン脂質PtdIns(3)Pとの結合が必須であること、さらにオートファジー誘導ならびにその機能にはAKTならびにPhafin2の存在が必須であることが明らかとなった。AKTがPhafin2と結合することでリソゾームに移行する結果、ULK1、Beclin1をはじめとするオートファジー誘導にかかわる基質の制御をしている可能性がある。