PubMedID | 24626240 |
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タイトル | Proteomic Profiling of Autophagosome Cargo in Saccharomyces cerevisiae. |
ジャーナル | PLoS One, 2014;9(3);e91651, |
著者 | Suzuki K, Nakamura S, Morimoto M, Fujii K, Noda NN, Inagaki F, Ohsumi Y |
- 細胞質成分の選択的オートファジー
- Posted by 東京大学大学院新領域創成科学研究科 鈴木 邦律
- 投稿日 2014/03/20
細胞質成分は非選択的にオートファゴソーム(AP)に取り込まれるとされているが、本当にそうなのだろうか? この問いに答えるために、我々は出芽酵母のAPを単離し、プロテオーム解析に供することによってその内容物を網羅的に同定した。
その結果、いくつかの細胞質タンパク質がAPに濃縮されていることが示唆された。候補として得られたホスホフルクトキナーゼ複合体をWestern解析すると、確かにAPに濃縮されていることが示された(実際に確認したのはオートファジックボディですが・・・)。今後これらのタンパク質の濃縮に関わる分子機構の解析を進めていきたい。
今回開発した単離法には、ミトコンドリアが混入してくるという大きな問題が残されている。より精度の高い解析をするためには単離法の改良が必要となるだろう。